ごあいさつ。そして、農業へ・・・

明けましておめでとうございます。マグロです。
本年も、どうぞよろしくお願いいたします。

冬時期に入って、農作業もひと段落着いたので、
ブログでも1つ書いてみよう・・・。ということで、
今回は、遅ればせですが、私が農業を始めようと思ったきっかけをお話しておきます。

以前、私は医療検査と健診を行う県関係の検査機関に就職し、
そこで微生物担当として、7年間、大腸菌O-157の検査や、
下水、水道水などの環境水中の微生物検査に従事していました。

その検査機関では、午前中、学校の児童健診や地域の老人健診業務をおこない、
午後、検査室に戻って、微生物検査を行うというのが日常の業務で、
地域のいろいろな場所を健診で巡回する毎日は非常に楽しいものでした。

そして、その業務の中で、過疎と呼ばれる地域の老人健診に従事し、
健診を通して、過疎に取り残される人々の生活を見てきました。

それは楽しいものであったと共に、過疎地域の現実を垣間見る機会でもあり、
非常に複雑な心境で健診を行ってきたものです。

今でも、その時にお会いした農村地域のお年寄りの実情、
なんとも切ない気持を思うと、本当に涙が出てきます。
その当時の私は「何とか出来んのか」と自分自身に叫んだものでした。

過疎に取り残されたお年寄りの現状を何とかできないものか・・・。

・せめて、気軽に病院に行けるくらいの収入を作ることは出来ないだろうか?
・福祉施設への入居の資金や、介護費用など、援助できるようなことは出来ないだろうか?
・耕作放棄地や、農業の担い手対策など、農村集落に明るい展望をつくることはできないのだろうか?

そして、これらすべてを解決する方法を考え抜いた結果、至った結論は
「農業を変革し、活性化すれば、すべてが解決する!」ということでした。

そして、2年前から、螢謄譽侫 璽爐箸いη清隼抉腓硫饉劼鯲ち上げることになりました。
今はまだ、準備段階で、6人の仲間たちと有機、無農薬野菜の栽培に挑戦中です。

毎日、1時間半かけて、標高400mの農地に通い、
過労で入院2回、肘に注射を打ちながらの農作業の日々。
実際、自身で農業を経験してみて、農業の大変さが身にしみています。
そして、農業の変革の必要性も身をもって感じました。

現在、農業者は農作物流通の関係で、労働のわりに低所得になってしまう、
アンフェアトレードに苦しんでいます。
全人口の2%の農家が約40%の食料自給率を支えているにもかかわらず、
所得的には国民総生産1%というのが現実です。
農業という業態は中間流通が多いことで、農家の収益が非常に低いのです。
この状態が 長く続いた農業という業界は生産と販売が大きくかけ離れ、
生産者と消費者との間に大きな距離が生まれてしまいました。
「農家は農作物を作ってさえいればOK」、 長年この環境に甘えていた農家にも
責任があるとは思いますが、正規の農作物流通で流している限り、
余程、機械化して大型化しないと、なかなか農業のみで生計を立てることは難しいと思われます。
小規模農家ではどうすることも出来ないのが現状なのです。
そして、大半の農家は家族単位で行っている小規模農家です。
この規模では、今の流通形態下では正直どうにもならないのです。
この「働いても働いても金にならない!」この固定観念が農家の間では常識になっており、
農家の口から発する言葉は非常にネガティブなものです。

農家自身が自分の息子に
「農業なんてするもんじゃない。生活していけんぞ。他の仕事に付きなさい。」 
これでは、若い担い手なんて生まれるはずがないのです。

周囲を見回しても70〜80歳の高齢者が農業を支えているのが現状で、その実態は
汚い、きつい、危険という3K職業の上に、都会労働の1/3以下の収入しか得られないという、
「報われない仕事」になっているのが現実です。

これが常識(あたりまえ)になっているのが農業という産業です。
でも、常識になっていたのではいけないと思うのです。

長年農業に従事していた方から見れば、「何を偉そうなこと言っているんだ!」
ってお叱りを受けるかもしれません。
でも、農業の世界にいなかった人間だからこそ、見えてくることがあります。

農村地域の生活を変え、現在の農業に一石を投じるために・・・。
今年こそ、私たちは動き出したいと思っています。


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